ポルシェカレラカップジャパン2023 第1戦(岡山)決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社(本社:東京都港区)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2023シリーズ第1戦の決勝を、岡⼭国際サーキット(岡⼭県)で2023年4⽉15⽇(⼟)に開催しました。天候:曇り 路面:ウエット 気温:14度 路面:15度(レーススタート時)
タイプ992へと進化した911 GT3カップで2年目を迎えたPCCJの2023シーズンは、岡山国際サーキットで開幕戦を迎えた。午前中に行われた予選は雨に見舞われたためコースレコード更新とはならなかったが、各クラスとも激しいトップタイム争いが展開された。プロクラスは昨年3度目のシリーズチャンピオンを獲得した#60 小河諒がポールポジションを獲得。2番手はポルシェジャパンジュニアドライバーの#91 佐藤巧望が続く。プロアマクラスのポールポジションは昨年クラスチャンピオンに輝いた#98 IKARIが獲得し、オーバーオール(総合順位)でも3番手に着ける。アマクラスは2019年以来のPCCJ参戦となる#88 Tiger Wuがポールポジションを獲得した。
PCCJの予選後、再び雨が激しくなり午後に行われたSUPER GTの予選スケジュールが遅れたため、開幕戦の決勝スケジュールは30分遅れで進行。16時30分、フォーメーションラップが開始され、再び全車がグリッドに整列して今シーズンの初戦がついにスタート。ポールポジションの#60 小河が一歩出遅れる一方、2番手の#91 佐藤が好スタートを見せて1コーナーを制する。しかし、#91 佐藤がブレーキングでミスをしてすぐに#60 小河がトップを奪い返す。その後、#91 佐藤は#60 小河の背後にピタリと着けてチャンスを伺い、7周目のヘアピンでついにトップへ立つ。「毎周予選のつもりで攻めて走り、トップに立つことができました。その後、小河選手の真後ろからのプレッシャーを受け焦りもありましたが、最終的にポジションを守りきれて良かったです。四輪レースでの優勝はFJ以来と、本当に久しぶりなので嬉しいです」と、PCCJ初レースで優勝を飾った#91 佐藤は喜びを語る。長い歴史を誇るPCCJでポルシェジャパンジュニアがデビューレースで優勝を飾ったのは2018年以来5年ぶりのことだ。
一方、2位に終わった#60 小河は、「マシンが思ったように走ってくれなくて、佐藤選手を抑えきることができませんでした。セッティングを見直して、明日の第2戦決勝に挑みたいと思います」とリベンジを誓う。
プロアマクラスは、ポールポジションスタートの#98 IKARIがクラストップを一度も譲ることなく優勝。「今日はスタートをうまく決めることができましたが、終盤に浜崎選手に追い上げられたものの逃げ切ることができました。幸先良いシーズンスタートの優勝は嬉しいですね」と、#98 IKARIは喜ぶ。2位は#77 浜崎大、3位は#25 内山清士という結果に終わった。また、アマクラスは#88 Tiger Wuがクラスポールトゥウィンで優勝を飾る。「久しぶりのレースで、しかも難しいコンディションの中、優勝を飾れたのはチームスタッフのお陰だと思っています。本当にありがとうございました」と、#88 Tiger Wuはチームスタッフの労をねぎらう。そして2位の#2 林 雅弘は、「30数年ぶりのレース参戦で、表彰台も獲得できて本当に嬉しいです」と喜びを爆発させた。
PCCJ第2戦の決勝レース(15周もしくは30分間)は4月16日(日)9時のスタートを予定している。スターティンググリッドの各クラスポールポジションは、プロクラスが#60 小河諒、プロアマクラスが#98 IKARI、アマクラスが#88 Tiger Wuとなっている。なお、第2戦の決勝レースの模様はポルシェジャパン公式Youtubeチャンネル(https://www.youtube.com/watch?v=T63z53Ony2w)にてライブ配信を予定している。
文章
日本語 (Porsche Japan)
MJ23_0021
2023-04-15
-
- モータースポーツ
- 2023 年シーズン
- ポルシェ カレラカップ ジャパン
ポルシェカレラカップジャパン2023 第1戦(岡山)決勝レポート