Separate multiple entries with comma.

2023-03-14 | カンパニー | プレスインフォメーション

IPO(新規株式公開)の年を成功裏に締めくくる

ポルシェは記録的な業績を達成し、Road to 20プログラムを開始

• 新記録:グループの売上高は376億ユーロに、グループの営業利益は68億ユーロにそれぞれ増加
• 販売台数と自動車のネットキャッシュフローも過去最高を更新
• グループの営業利益率は16.0%から18.0%に上昇
• ポルシェはモダンラグジュアリー戦略を推し進め、新しいRoad to 20プログラムによって長期的に20%以上のグループ営業利益率を目指す
• オリバー・ブルーメCEO:「困難な状況の中で、素晴らしいチームワークによってポルシェ史上最高の業績を達成することができた」
• ルッツ・メシュケCFO:「Road to 20を通してポルシェの回復力をさらに高め、ポルシェブランドをこれまで以上に強化する」


ポルシェAGは、2022会計年度を4つの新記録で締めくくりました。2022年のグループ売上高は376億ユーロに達し、13.6%の成長に相当します(2021年:331億ユーロ)。グループの営業利益は68億ユーロで、前年を15億ユーロ上回りました(27.4%増)。2022年には、グループの販売台数と自動車のネットキャッシュフローも過去最高を更新し、グループの営業利益率は16.0%から18.0%に上昇しました。ポルシェは今年、モダンラグジュアリー戦略を推し進め、長期的な利益目標を達成するための意欲的なRoad to 20プログラムを開始しています。

取締役会会長であるオリバー・ブルーメは、満足そうに振り返りながら次のように述べます。「困難な状況の中で、私達はポルシェ史上最高の業績を達成しました。また、2022年にも再びエキサイティングな新製品をお客様に提供することができました。これは素晴らしいチームワークの成果です。」

ポルシェAGは、ウクライナ戦争の影響、コロナ禍による課題、世界的なサプライチェーンの混乱にもかかわらず、多くの注文を受けており、2022年は309,884台の車両をお客様に届けることができました。これは、2021年(301,915台)と比較して2.6%の増加に相当します。2022会計年度に、自動車のネットキャッシュフローは37億ユーロから39億ユーロに増加しました。「成功の要因は、価格ポジショニングの改善、強力な製品構成、車両販売の増加、為替レートの影響、および厳格なコスト管理にあります」と、財務およびIT担当の取締役会副会長であるルッツ・メシュケは述べています。


ポルシェの回復力をさらに高め、ブランドをいっそう強化するRoad to 20
ポルシェチームは、将来に向けて高い目標を設定し続けています。2023年には意欲的なRoad to 20プログラムを開始しました。ポルシェはこれにより、長期的に20%を超えるグループ営業利益率を目指します。「Road to 20により、ポルシェは困難な状況からの回復力をさらに高め、ポルシェブランドをこれまで以上に強化します。そして、製品ラインナップや価格設定からコスト構造まで、すべてを新たに見直します。貢献利益の質を高め、製品をさらに魅力的なものにしたいと考えています」とメシュケは話します。Road to 20は、過去数年間に危機に対する抵抗力を強めて成功を収めたProfitability Program 2025の後を継ぐプログラムです。

この強力なポジションから、ポルシェは2022年9月29日に、ヨーロッパ最大の新規上場株式(IPO、時価総額)によって新しい時代の到来を告げました。「私達は今、さらに集中し、スピードを上げることができます。新たに達成された自律は、私達にさらなる起業家的自由を与えてくれます。当社はソフトウェアやバッテリー技術などの重要な分野で特定の能力を強化していきます」とメシュケは続けました。


限定モデルに注力し、Sonderwunschプログラムを拡大するポルシェ
ポルシェは、モダンラグジュアリー戦略を推進し続けています。コンサルティング会社Brand FinanceのLuxury & Premium Reportによると、ポルシェは世界で最も価値のある高級ブランドです。「私達は優れた製品とともに、非常に個人的な体験、および社会に対して責任を持つブランドを同時に実現します。当社は、新しいスポーツカーのコンセプトによる製品ポートフォリオを拡大しています。また、今後は限定モデルに注力するのと併せて、Sonderwunsch(スペシャルオーダー)プログラムを拡大していきます。私達は、これまで以上にお客様の要望やライフスタイルに応え、お客様の期待を何倍も上回りたいと考えています」とオリバー・ブルーメは述べています。


フル電動カイエンによる意欲的な電動化戦略
同時に、ポルシェは意欲的な電動化戦略を継続したいと考えています。2024年にはフル電動のマカンをお客様に届けます。フル電動の718は、2020年代半ばのデビューを予定しています。718は、中期的にはフル電動モデルのみの入手が可能になります。それに続くのがフル電動のカイエンです。この第4世代SUVは、2030年までに新車の80%以上をフル電動モデルにするというポルシェの目標を明確に示しています。

さらにポルシェは、カイエンより上位に位置するフル電動SUVによって、製品ポートフォリオを上方に拡大することを計画しています。この新しい車両コンセプトは、車内でのまったく新しい体験とともに、ポルシェ特有のフライラインを備えた強力なパフォーマンスと自動運転機能を提供するように設計されます。プラットフォームはポルシェが開発したSSP Sportがベースになります。「これによって我々のスポーティーラグジュアリーのポジショニングを明確に示しながら強化します。特に中国と米国において、このセグメントのプロフィットプールの増大に注目しています」とブルーメは説明します。

2023年中に、ポルシェ史上で最も包括的なカイエンのアップグレードが行われる予定です。3代目のアップデートには、さらに開発されて航続距離を伸ばした3つのプラグインハイブリッドバージョンが含まれます。新しいシャシーによって、ポルシェが誇るオンロード性能、長距離快適性、およびオフロード性能のバランスを取りながら能力の幅もさらに広がります。

ポルシェは、意欲的な持続可能性の目標も設定しています。戦略の枠内において、2030年の自社車両バリューチェーンのネットカーボンニュートラルに向けて取り組みます。ここには、将来のBEVモデルの使用段階のネットカーボンニュートラルも含まれます(車両1台あたりの総走行距離を200,000kmと仮定)。ポルシェは、2022年に、チリのパートナーと共にe-fuelのパイロットプラントも立ち上げ、12月から生産を開始しています。「これにより、私達はe-fuelが工業規模で生産できることを実証しました」とブルーメは述べています。


2023年に新しいCar-IT部門を引き継ぐサジャド・カーン
ポルシェのITチームは、2023年に大幅に強化される予定です。新しいCar-IT部門の取締役会にサジャド・カーンが加わり責任を担います。「サジャド・カーンについては、経験豊富で非常につながりの深い専門家をポルシェのために獲得できたことを嬉しく思います。私達は協力して、Car-IT部門の戦略をお客様に焦点を当てながら効果的に実施していきます」とブルーメは話します。

ポルシェは2022年に、デジタル化においてさらに一歩前進しました。Porsche Digital、MHP、Porsche ITの専門知識を組み合わせて機動的なデジタルファミリーユニットを設けました。メシュケは次のように述べています。「これらは今まで以上にさらに密接に作業を行い、より集中して変革の過程をさらに推進することが可能となりました。当社はIT専門家にとってこれまで以上に魅力的な雇用主となっています。ポルシェのソフトウェアスペシャリストは、世界の大手テクノロジー企業と協力して、世界中で求められている車に取り組むことができます。」


取締役会は優先株1株あたり1.01ユーロの配当を提案
IPOの成功以来、ポルシェの株価はプラスに推移しています。株式市場に参入してからわずか81日後に、迅速な登録手続きによってドイツのDAX株式市場指数に組み込まれました。株価は、公募価格の82.50ユーロから114ユーロに上昇しています(2023年2月28日現在)¹。これは、時価総額1,080億ユーロ²に相当します。「資本市場は、当社の性能を重視した独立した高級ブランドとしての確固たる地位を認めています。同時に当社は、フォルクスワーゲングループとの相乗効果を選択的に利用することもできます。これは株主にも利益をもたらします」とメシュケは述べています。2022会計年度の普通株1株あたりの利益は5.43ユーロ、優先株1株あたりの利益は5.44ユーロでした。2022会計年度について、取締役会は年次総会に9億1,100万ユーロの配当支払いを提案しています。優先株に対する500万ユーロの追加配当を加えると、総額は9億1,600万ユーロになります。これは、普通株1株あたり1.00ユーロ、優先株1株あたり1.01ユーロに相当します。


ポルシェが中長期目標を発表
ポルシェAGは、中長期的な目標を発表します。「経済的に困難な状況がさらに大幅に悪化しない場合、2023会計年度のグループの営業利益率は17~19%になると予想しています」とメシュケは述べています。このシナリオは、約400億~420億ユーロのグループ売上高に基づいています。「長期的には、グループの営業利益率が20%を超えることを目指します。」とメシュケは話します。

ポルシェは2023年に、ポルシェスポーツカーの75周年と911の60周年の2つを祝います。また、6月にはル・マン24時間レースに復帰します。このクラシックレースの100周年を記念して、ポルシェは新開発のポルシェ963で再び総合優勝を目指して戦います。

 ポルシェAGグループ 2022会計年度 2021会計年度 増減 
 販売台数 309,884 301,915 +2.6% 
 売上高 376億3,000万ユーロ 331億3,800万ユーロ +13.6% 
 営業利益 67億7,000万ユーロ 53億1,400万ユーロ +27.4% 
 営業利益率 18.0% 16.0%  
 自動車のネットキャッシュフロー 38億6,600万ユーロ 36億7,600万ユーロ +5.2% 
1)出典:フランクフルト証券取引所https://www.boerse-frankfurt.de/equity/porsche-ag-vz
2)時価総額は、2023年2月28日のXetraでの終値114.0ユーロの4億5,550万優先株(PAG911)と7.5%プレミアム付き(PAG911と比較)の4億5,550万普通株(PAG356)に基づいています。

免責事項
このプレスリリースには、将来の出来事に関するポルシェAGの現在の見解を反映する将来の見通しに関する記述と情報が含まれています。これらの記述には、多くのリスク、不確実性、および仮定が含まれています。これらは、個々の国、経済地域、市場、特に自動車産業における経済的、政治的、法的環境の発展に関する仮定に基づいており、当社が入手可能な情報に基づいて作成したもので、これは、発行時点においては現実的であると考えられます。これらのリスクや不確実性のいずれかが現実のものとなった場合、または将来の見通しに関する記述の根底にある仮定が正しくないことが判明した場合、実際の結果がこれらの記述によってポルシェAGが明示または暗示するものと大きく異なる可能性があります。このプレスリリースに記載されている将来の見通しに関する記述は、発行日における状況のみに基づいています。当社が将来の見通しに関する記述をさかのぼって更新することはありません。これらの記述は発行日時点で有効であり、置き換えられる可能性があります。この情報は、証券の交換または売却の申し出、または証券の交換または購入の申し出を構成するものではありません。



<お客様からのお問い合わせ先>
ポルシェ コンタクト 0120-846-911 / HP https://www.porsche.com/japan/
文章

日本語 (Porsche Japan)

S23_0206

2023-03-14

    • カンパニー
    • プレスリリース
    • Finance Communication
    • Dr. Ing. h.c. F. Porsche AG

ポルシェは記録的な業績を達成し、Road to 20プログラムを開始

ダウンロード
Acrobat PDF
320.97 KB S23_­0206_­jp.pdf
2023-03-14
    • カンパニー
    • プレスリリース
    • Finance Communication
    • Dr. Ing. h.c. F. Porsche AG
ファイル形式: Layout image
ファイル名: S23_0208.jpg
画像サイズ: 1000 x 667 ピクセル
ファイルサイズ: 335.76 KB
ファイル形式: JPG Large / RGB
ファイル名: S23_0208_fine.jpg
画像サイズ: 6251 x 4167 ピクセル
ファイルサイズ: 7.11 MB
2023-03-14
    • カンパニー
    • プレスリリース
    • Finance Communication
    • Dr. Ing. h.c. F. Porsche AG
ファイル形式: Layout image
ファイル名: S23_0210.jpg
画像サイズ: 316 x 1000 ピクセル
ファイルサイズ: 53.45 KB
ファイル形式: JPG Large / RGB
ファイル名: S23_0210_fine.jpg
画像サイズ: 2481 x 7840 ピクセル
ファイルサイズ: 1.64 MB
ファイル形式: Acrobat PDF
ファイル名: S23_0210.pdf
画像サイズ: 2481 x 7840 ピクセル
ファイルサイズ: 8.80 MB
2023-03-14
    • カンパニー
    • プレスリリース
    • Finance Communication
    • Dr. Ing. h.c. F. Porsche AG
ファイル形式: Layout image
ファイル名: S23_0211.jpg
画像サイズ: 338 x 1000 ピクセル
ファイルサイズ: 58.15 KB
ファイル形式: JPG Large / RGB
ファイル名: S23_0211_fine.jpg
画像サイズ: 2481 x 7348 ピクセル
ファイルサイズ: 1.60 MB
ファイル形式: Acrobat PDF
ファイル名: S23_0211.pdf
画像サイズ: 2481 x 7348 ピクセル
ファイルサイズ: 7.56 MB
2023-03-14
    • カンパニー
    • プレスリリース
    • Finance Communication
    • Dr. Ing. h.c. F. Porsche AG
ファイル形式: Layout image
ファイル名: S23_0207.jpg
画像サイズ: 1000 x 660 ピクセル
ファイルサイズ: 359.77 KB
ファイル形式: JPG Large / RGB
ファイル名: S23_0207_fine.jpg
画像サイズ: 5770 x 3810 ピクセル
ファイルサイズ: 10.77 MB