ポルシェカレラカップジャパン2022 第7戦（富士）決勝レポート
ポルシェジャパン株式会社（本社：東京都港区 代表取締役社⻑：フィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ）とポルシェカレラカップジャパン（PCCJ）委員会は、ポルシェカレラカップジャパン2022シリーズ第7戦の決勝を、富士スピードウェイ（静岡県）で 2022年8⽉6⽇（土）に開催しました。天候：曇り 路面：ドライ 気温：23度 路面：26度（レーススタート時）
PCCJ第7戦の予選は6⽇午前中に行われ、プロクラスはランキングトップの#60 小河諒が今シーズン初のポールポジションを獲得。2番手はポルシェジャパンジュニアドライバーで今レースがPCCJデビューレースとなる#91 山本聖渚。プロアマクラスのポールポジションは#9 武井真司が今シーズン5回目の獲得。アマクラスは開幕戦から7戦連続でポールポジション獲得となった#10 MOTOKI TAKAMIがコースレコードを記録した。
第3戦決勝は16時55分からのフォーメーションラップ後、再び全車がグリッドに整列しシグナルレッドがブラックアウトすると熱戦の火蓋が切られた。フロントロウに並ぶ#60 小河と#91 山本がわずかに出遅れるも、ポジションをキープしたまま1コーナーを駆け抜けていく。トップの#60 小河は2番手の#91 山本を引き離していきたかったが、「今日のレースは思ったようにペースが上げられなかった」と#60 小河が振り返るように、3周目には1秒127あった#91 山本との差が7周目には0秒581まで縮まってしまう。追い上げる#91 山本としては、そのままの勢いで#60 小河に勝負を挑みたかったが、「PCCJ初レースということもありタイヤの使い方などを失敗しました」語るように、レース後半になると二人の差は徐々に広がっていってしまう。結果、#60 小河が#91 山本に3秒549の差を着けて今シーズン4勝目を飾った。しかし#60 小河に笑顔はなく、「今回のレースは自分に課題を与えて挑んでいるのですが、それをクリアできていません。勝ちはしたものの悔しさは残っているので、明日は自分が納得する走りで優勝を飾りたいですね」と語る。一方2位に終わったがレース中のファステストラップ1分41秒563をマークした#91 山本は「今日は学ぶことが多かったので、それを生かして明日のレースでも小河選手を追いかけたいと思います」と、明日の巻き返しを誓う。
プロアマクラスは、#9 武井がスタートからゴールまでクラストップのポジションを守り切り、開幕戦以来となる優勝を飾った。だが、総合順位ではアマクラスの#10 MOTOKI TAKAMIを抜けなかったことを悔しがる。「優勝することはできましたが、前を行くMOTOKI TAKAMI選手を攻略することができませんでした。最後までプレッシャーを掛け続けたのですが……」と、悔しがる。そして、3周目に#98 IKARIを抜いて2番手に浮上した#77 浜崎は、一時#9 武井の背後まで迫るが「レース終盤は体力が限界でした」と語るように、ペースが落ちてしまう。この結果、2位の#77 浜崎はシリーズポイント147点となり、3位に終わった#98 IKARIの146点を1点上回りクラスランキングトップに躍り出た。
アマクラスは、プロアマクラス3台を抑えきって総合3位でゴールし、優勝した#10 MOTOKI TAKAMIが今シーズン6勝目をマーク。「武井選手のプレッシャーが凄くて大変でしたが、何とか最後まで抑えきることができました。明日もこの調子で頑張りたいと思います」と、レースを振り返る。2位は最終ラップに#63 長嶋重登を逆転した#66 BANKCYが獲得した。
PCCJ第8戦の決勝レース（15周もしくは30分間）は8月7日（日）10時45分のスタートを予定している。各クラスのポールポジションは第7戦と同じく、プロクラスが#60 小河、プロアマクラスが#9 武井、アマクラスが#10 MOTOKI TAKAMIとなっている。なお、第8戦の決勝レースもポルシェジャパンのtwitterアカウント（@PorscheJP）でライブストリーミング配信される。
文章
日本語 (Porsche Japan)
MJ22_0192
2022-08-06
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